スタッフインタビュー

介護福祉士:Sさん
アグナスデイサービス
管理職 兼 責任者
介護福祉士(勤務15年目)※パート期間含む

こちらに入職されたきっかけや決め手になったことは何ですか?

仲の良い友人から「介護士の資格を一緒に取らない?」と誘われて、最初はなんとなく勉強していた程度の私でしたが、次第にこれから先のことを考えると “得しかない資格だな”と考えが変わりました。資格を取ってからすぐに働きたいと思い、求人を探しました。そこで最初に見つけたところがこちらというご縁です。

介護士の資格を取る過程で考えが変わったとは?

きっかけはオムツ介助ですね。オムツ介助の際に失禁したり失敗されて後を私がきれいに掃除し終えたとき、この仕事の凄さに気づかされました。相手にいただく感謝の言葉以上に、達成感とも言うのか、自分が人の役に立っているという強い実感が特別に感じられました。世界が変わった瞬間でしたね。気づいたらどんどん自分から介護の世界にのめり込んでいました。リハビリパンツをどうやったらうまく履けるのか?麻痺のある人がパンツを上げ下げするにはどう工夫するのがいいのか?自分もオムツを履いてみて実際に失禁する体験までして研究したほどです!「介護される側はどういう気持ちなんだろう」と深く掘り下げてもっと知りたくなりました。「気持ち良くしてあげたい」の一心ですね。きっと介護の仕事は人と深い部分でつながっているからこそ魅力的なんでしょうね。

現在の仕事内容を教えてください。

基本的には今は管理職のため、直接的な現場からはやや離れていますが、デイサービスでの食事介助や排泄介助はもちろん、送迎やレクリエーションなどの業務はほぼオールマイティーに担当しています。加えて現場で頑張るスタッフたちの管理や育成にも今は重きを置いて取り組んでいます。以前の自分に比べるとプロフェッショナルな領域に少しずつ入ってきていること実感します。『とにかく楽しく』を合言葉に日々スタッフには指導することを心がけています。
ここのコンセプトは「自分の家のようにくつろいでもらうこと」。利用者さん一人一人の個性を尊重して、ご自身のやりたいことや趣味などを思う存分楽しんでいただけるようにスタッフ一同努めています。

仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

まずは人への感謝と思いやりですね。利用者さんに対してもスタッフ同士に対しても、常に相手に感謝の気持ちを持って思いやりながら仕事をバトンタッチするように意識しています。それから現場でいつも難しいと思うことは、利用者さんに「どの程度まで手を差し伸べるべきか」です。そこを私たちの中ではできるだけ統一するよう心がけています。認識に差ができるとサービスの品質にも関わりますし、実際自分たちが現場で苦労することにもなります。共通認識を持って介助・対応するようスタッフ全員が意識高く取り組んでいますね。
もうひとつは、「アイデアを生み出す力」です。柔軟なアイデアを出すために大切なことは、どんなチャレンジも認めること。「これいいな」と思ったことは遠慮せず何でも口に出してチャレンジしてくださいとスタッフには普段から口酸っぱく伝えています。アイデアは一人よりも二人、二人よりも三人と多ければ多いほど新しい可能性が広がるものです。だからこそ失敗を恐れず、挑戦することを諦めないことはうちの施設のモットーですね。

この仕事を通じて感じるご自身の成長とはどんなものですか?

介護の現場は毎日大変です。時間に追われて業務をこなさないといけない場面もあります。でもそんなときこそ「しんどい」と思わず「楽しもうとする自分」に変わっていきました。人の助けになる仕事です。相手に気持ちが伝わる仕事です。だからこそ自分自身が「楽しい」と心の底から感じていないと利用者さんを喜ばせることはできません。今の状況をどうやったらもっと楽しめるか、自然ともっと先にあるものを見て考えられる自分になりましたね。

これからの夢やビジョン、達成してみたいことはありますか?

私は本当に現場の仕事が大好きです!管理職になって利用者さんと直接的にお話しする機会がだんだん少なくなってきている反省が自分の中にあるので、もっと積極的に利用者さんと触れ合う時間を自分から作っていきたいと思っています。現場のリアルな感覚を忘れないよう今以上に意識して業務に取り組んでいきたいと思います。

 
 
 

訪問介護ヘルパー:迫田さん
チョウメディカルサービス
訪問介護ヘルパー サービス提供責任者(勤務17年目)※パート期間含む

こちらに入職されたきっかけや決め手になったことは何ですか?

ヘルパーの資格を取ったばかりで、たまたま新聞でこちらの求人を見つけたのがきっかけです。ちょうど子供が幼稚園に入るタイミングだったこともあり、何か仕事を始めたいという思いで資格を取得しました。ヘルパーは未来ある職種だと感じましたし、私は保育士をしていた経験もあったので、自分のキャリアを活かしながら近しい仕事ができるのではないかという期待で介護の世界に飛び込みました。真希会を選んだ理由としてはまず家から近かったこと、病院と連携しているので信頼おける組織体制だと感じたからです。

パート時代から数えて今年で私は17年目。最初は訪問ヘルパーでの採用でした。5年前にサービス提供責任者というポジションに登用していただき、自分としてもステップアップができました。

今のお仕事をされていてやりがいや達成感、この仕事をしていて良かったと感じる瞬間はどんなときですか?

ここはクリニックとデイサービスと訪問ヘルパーの部署に組織内で分かれていますが、部署を超えて密な連携を日常的に取り合う関係作りができています。例えばデイサービスではどのようにお過ごしであったか、ご自宅での様子はどのような生活をされているのか、お互いの持つ情報を普段から積極的に共有し合おうとする良い風土があります。利用者様の日常の様子がお互いつかみやすいことは強みであって、自分の仕事にも取り組みやすくていいですね。やりがいを一番感じる瞬間はやっぱり利用者様からの笑顔と「ありがとう」の言葉をいただくときです。

仕事をする上で大切にされていることは何ですか?

利用者さんの生活の中に一歩踏み込んだお手伝いをするこのヘルパーの仕事は、家族みたいな感覚で楽しくお仕事できる反面、その距離感が近過ぎることで踏み込む頃合いに難しさを感じることもあります。“家族みたいに”という言葉がどこまで本当に良いことなのか、自問自答させられる場面もあります。
「利用者様にとって何が一番ベストなお手伝いなのか」を真剣に考えながら取り組むように心がけています。限られた時間の中でベストを尽くさなければならないという責任感も同時に持ちながら、利用者様のできることを尊重してご自宅で過ごしやすい環境を整えることが私たちの使命です。環境という大きな枠組みの中で、利用者様にとって本当に必要なお手伝いは何かを冷静に見つめる視点は決して忘れてはならない大切なことだと思います。

この仕事を通じてご自身の成長を感じる場面はどんなときですか?

人生の大ベテランでいらっしゃる利用者様からはむしろ教わることのほうが多いですね。人生観や価値観などいろんなものの見方があることを日々学ばせていただいています。自分も人としての幅が広がった感じがしますね。見える世界が変わってきた感覚とも言うのか、それは自分のプライベートな生活面においても多大な影響を与えられていると感じるほどです。また、自分の家族など近しい人への接し方や、感謝の気持ちを言葉にして伝える大切さもあらためて気づかされました。この仕事を経験したからこそそう思えるように変われたと今はっきり思えますね。

これからの夢やビジョン、目標や達成してみたいことはありますか?

今以上にいろんな利用者様のサポートにこれからも携わっていきたいと思います。職場は良い仲間たちに恵まれていて、自分としても今ベストな仕事ができていると感じています。利用者様にもきっとご満足いただけるサービスが提供できているのではないでしょうか。これからもこの無敵のチームワークで、きめ細やかに鋭い観察力を持って品質高いサービスが提供できればいいなと思います。

職場の雰囲気がとても素晴らしいご様子ですね!

自然と助け合う空気があって、上下関係なく部署を越えてフラットな環境です。お互いの悩んでいることに鋭く気づき、みんなでアイデアを出し合って即座に解決しようと動きます。お互いのために惜しみなく力を尽くそうとする団結力は、笑顔が絶えないですし、個々のレベルも非常に高い状態です。訪問介護は別々に活動することが多いですが、時間があればみんなすぐ事務所に戻ってきて、利用者様の訪問がてらたくさん話し合います。すれ違いの時間も実際は多いのに、不思議なくらいチームのレベルが高いですね。みんなファミリー!温かな空気がそのまま仕事に生かせる現場ですね。

この仕事に向いていると思う人、一緒に働きたい人はどんな方ですか?

誰でも取り組めるお仕事です。技術や知識は現場で学ぶことですから、初心者でも大丈夫!中に入ってからの教育システムも充実してますから、わからないことは一緒に学んでみんなで助け合う職場です。

介護士:中馬さん
有料老人ホーム アグナス住吉公園

介護士(スターティングスタッフ)※当施設で6年目

 

こちらに入職されたきっかけや決め手になったことは何ですか?

こちらには立ち上げ当初からお世話になっています。最初は訪問介護の部署にパートとして入りました。入職の決め手は家から近い立地にあったことと、働きたい時間帯に合わせて比較的融通が利く勤務体制だったことでした。当時の私はほかの仕事も掛け持ちしていた関係で、夕方の時間帯だけこちらで介護士の仕事をさせてもらうといった働き方をしていました。次第に介護士の仕事の面白さを知り、こちらで働く時間が増えてきて今では社員になりました。また、職員同士の雰囲気がとても良かったことは大きな決め手のひとつでしたね。

そもそもヘルパーの資格を取ったきっかけは、中学時代の恩師との再会にあります。すでに60歳近くなった恩師が新たな挑戦としてガイドヘルパーという資格を取ったというお話をされていて、いたく感動して「私も介護に関わる資格に何かチャレンジしてみたい!」と思いました。そんな高齢になっても福祉の資格は息長く使えるものなんだなという発見もあり私には新鮮でした。体を動かすことは好きですし、人間相手のお仕事ですから喜怒哀楽ありながらも毎日楽しく過ごせると思いました。大変なこともありますけれど、今ではこんなにやりがいのある仕事は他にはないと感謝しています。

現在のお仕事内容を教えてください。

更衣介助・入浴介助・トイレ誘導・食事介助・移動介助・掃除・洗濯など、利用者様の日常生活全般のお手伝いが主な仕事内容です。訪問介護のほうは限られた時間の中で行うものでしたが、こちらでは朝から晩まで夜勤も含めてお世話をするというかんじですね。満床で44名の利用者様のお世話を介護士20名ほどで担当しています。スタッフ同士は本当に仲が良くて、チームワークは抜群!利用者様もスタッフ同士も施設内にはいつも笑顔が飛び交っていますね。人と人とがぶつかる現場ですが、オンとオフも自分の中で上手に切り替えながら取り組むことも大切なことだと感じます。自分もリフレッシュしながら、もっと楽しんでこの仕事をしていきたいですね。

この仕事を通じてやりがいや、ご自身の成長を感じる瞬間はどんなときですか?

例えば少し気難しい利用者様でも、私を頼りにしてくださったり慕ってくださるときにはジーンときてしまいます。反対に自分が失敗したときには利用者様がフォローしてくださったりかばってくださることもあるほどです。しっかりした信頼関係が築けていることを実感するときには強いやりがいを感じますね。利用者様の生活の中に溶け込んで行う仕事ですから、深いところで手を繋いでいる感じがあります。
また、身近な自分の親や家族に対して以前より優しい気持ちで接することができるようになったことに変化を感じます。大切な人を深く思いやれるようになった自分に成長を感じますね。

職場の雰囲気や風土、働きやすさという面ではいかがですか?

自分の意見を自由に言えたり、逆にいろんな人の意見も幅広く聞ける機会がこちらは多く、コミュニケーションは本当に活発ですね。「これ言ったらダメかな」などといったような変な気遣いみたいなものが必要ない関係性ができあがっています。年齢や立場を気にすることなく、お互いが意見やアイデアを言い合える自由な雰囲気があります。困っていることも何でも相談しやすく、チームとしてみんなでうまく業務をこなせるよう意識し合っています。問題が起きればその都度迅速に話し合いながら、あっという間に解決します。どうしても時間に追われやすい環境なので、お互いがやっていることを把握する能力はここではとても重要です。結束力が固く、安心して業務に取り組めています。

これからの夢やビジョン、目標や達成してみたいことはありますか?

介護士としての私個人のスキルをもっと上げていきたいと思います。年々、介助の仕方は少しずつ変わってきているように感じます。ひと昔前の介助の知識などにいつまでも縛られることなく、技術的な面でももっと自分をブラッシュアップしていきたいと思います。今、興味があってもっと知識を深めたいと思う分野はリハビリ関係です。ちょっとした時間で行えるような効果的な体操の方法やアイデアなど、自分でもオリジナルで考えてみたりしてみたいですね。

この仕事に向いていると思う人、一緒に働きたい人はどんな方ですか?

利用者様に対してもスタッフに対しても、優しくできなければこの仕事は成り立ちません。一方で、自分に厳しくなれる人がこの仕事には求められていると思います。なぜならこの仕事は手を抜こうと思えばいくらでも抜ける仕事だからです。あとは思いを自分の口でしっかり伝えられる人。介護の仕事は次の人へどんどんバトンタッチして繋いでいくことが基本です。次に起きることを想像して、できるだけのことをやってみて、できなかった部分は次の人にしっかり申し送ること。それがこの仕事ではなにより大切なことです。深い仕事だと思います。技術や知識ばかりが重要ではなく、自分の思いやりの心が試されている現場です。

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